誰もが夢見る理想(笑)の大学生活、「惰性67パーセント」(紙魚丸)
ウルトラジャンプで連載中、美術系大学生の怠惰な日常を描いたコメディ作品「惰性67パーセント」(紙魚丸)です!
美術系大学生といっても、真剣に美術に打ち込む描写はないです。ですが、話の展開上美術関係のネタが多くなる話もありますね。
「自分は違うけど、こんな大学生いたなー」と思えるよなお話です。怠惰ではありますが、ちょっと憧れるような大学生に感じました。
フィクションではあるけど少しのリアリティも感じる点がコメディとしての面白さを底上げしている印象ですね!
また、この作品の魅力は生々しい絵にもあります!
もちろんストーリーとしてのギャグも面白いのですが、絵の力でそれを加速させるようなシナジーを感じます。
もともと成人向けを描いていた作者だからこそできる芸当なのかもしれませんね。
ちょっと笑いたいなと思う時に読むと元気になれる作品です、コメディ好きは是非ご一読を。
ではまた次回!
- 作者: 紙魚丸
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/02/19
- メディア: コミック
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隠れオタクの悩みを描いた甘酸っぱい青春コメディ、「隠れオタクの恋愛戦略」(大場玲耶)
隠れオタクの恋愛戦略 (1) (月刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 大場玲耶
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/10/17
- メディア: Kindle版
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ファッション漫画だけど熱い少年漫画、「ランウェイで笑って」(猪ノ谷言葉)
今回紹介するのは週刊少年マガジンで連載中、異色のファッション漫画「ランウェイで笑って」(猪ノ谷言葉)です!
僕はこの漫画を第1話目から本誌で読んでいますが、当初は「少年誌でファッション漫画ってどうなの?」という疑念もありました。
ですが、この疑念は2人の色の異なる主人公によって完全に払拭されます。完全に熱い少年漫画でした。
1人目は物語の主軸となるデザイナー志望の高校生、都村育人。彼は物語当初、家の貧乏さと母の病気から夢を諦めようとしています。
しかし、もう1人の主人公格(ヒロイン)である藤戸千雪との交流により考え方が大きく変わっていきます。
この千雪は将来を有望視されたモデルであったにもかかわらず、身長が伸び悩んだために一流のモデルではいられなくなったという苦境にいます。
そんな彼女の夢を諦めない姿勢や、ひょんなことから自分の服が認められた事件から、育人は貪欲に夢を追い始める…というところがあらすじです!
この漫画の魅力はなんといっても、主人公育人の成長とカタルシスです!
一見気弱ですが、時折見せる野心や貪欲さ、それを認めさせるための努力と実力。育人には少年漫画の主人公としての適格性が全て揃っているような気がします。
また、千雪との関係も友達でありながら、畑は違えどライバル関係も持っていてお互いを高め合う描写が素晴らしい。
テーマは異色ですが、今最も熱を持つ作品だと思います!是非ご一読を!!
でばまた次回!
- 作者: 猪ノ谷言葉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/02/15
- メディア: コミック
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掲載時に困惑と話題を呼んだ問題作、「有害指定同級生」(くろは)
このブログで一番最初に紹介させていただく漫画は、ジャンプSQで大好評連載中のギャグ漫画、「有害指定同級生」(くろは)です!
この漫画、かなり限界を攻めた下ネタ多めのギャグ漫画です。
くろは先生といえば、アニメ化も果たした「帰宅部活動記録」の作者ですが、絵のかわいさもギャグの切れもとどまるところを知りません。
常識のある健全な委員長の女子(ツッコミ担当)と非常識で不健全なぼっち女子(ボケ担当)という女子高生二人の会話劇をベースとして話が進みますが、矢継ぎ早に放り込まれるギャグに思わず声を出して笑ってしまいます。
この漫画の面白い点としては、非常識で下品なボケに対する切れのあるツッコミだけで十分笑えるにもかかわらず、常識人である委員長の性に対する知識が薄いゆえに読者から見てボケに回る話もあるという点があります。
つまり、読者から見るとどちらもボケになり得るという点で緩急がつき、単調なギャグ漫画にならないため絶えず笑うことができます!!
内容が下品でくだらないと言われたらそれまでですが、だからこそ笑える、そんなギャグ漫画の魅力がたっぷり詰まった一冊だと思います。
現在2巻まで刊行されていて、お手に取りやすいかと思いますので是非ご一読を。
ではまた次回!
- 作者: くろは
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/02/04
- メディア: コミック
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